サブリース契約を悪用した不動産投資~

▼甘い不動産投資の罠~Aさんのお話

今回は、サブリース契約を悪用した不動産投資で、任意売却にて不動産を売ることになってしまった方のお話です。

Aさんとは、所有している区分マンションを現在のサブリース会社から一般管理に管理を切り替えたいという相談で知り合いました。
弊社にて管理をしてから3年後に入居者の退去が決まると、Aさんから困ったと連絡を頂きました。

お話を聞くと、
入居者が出てしまったら、返済の原資(家賃)がないのでローンを返済できない
という相談でした。

おかしいと思い、Aさんの不動産購入のいきさつを聞くと、とある不動産会社から勧められ、
「年収250万円台から大家さんになれます」
という売り文句で購入したとの事でした。

1)年収250万円台から不動産のオーナーになれる
2)現在あるカード会社のローンも一括で返済できます
3)購入後はサブリースをするので返済の心配はありません。

という内容でした。

感の鋭い方であればおわかりだと思いますが、Aさんは不動産会社にいいように不動産を買わされたカモになっていました。
確かに不動産を取得することは出来ましたが、問題がいくつかありました。

▼何が問題だったのか?

1)固定金利型住宅ローン(フラット35)で融資を受けた
2)自身の現在のローンもなくなるという甘い罠にはまった
3)サブリース契約があるからという安心感を与えられた

はじめの売り文句を裏返すと、問題がわかりやすく出てきました。
Aさんのローンは、マンション購入する際のローンに変わっただけで実際には消えていません。
これは、消えたかのように思ってしまったAさんにも問題があります。

上記のような状況で私たちは、
「継続」 入居者を埋めて、返済を継続する
「売却」 ローンの残債と同じまたはそれ以上で売れれば売却する

この2点で提案をしました。
Aさんは「売却」を選択し、無事進みローンも全額返済することが出来ました。

◇ここがポイント◇
このように甘い罠にはまらないためには各々が最低限の知識を持ち、軽く判断しないことが一番です。
例えば、Aさんが住まない不動産(投資用として購入した)にフラット35は利用できません。
また、自身のローンまで付加して購入するという方法も考えなくてはなりません。